お知らせです。文科省の進める社会人向けリスキリング教育の一環として、わたしが幹事を務める(財)エンジニアリング協会「次世代スマート工場のエンジニアリング研究会」 が中心となり、『SCM導入戦略コース』全20コマのレクチャーを行います。 これは文科省の委託を受けて、北九州工業高専が実施する『第4次産業革命ものづくりビジネススクール』の一環として設置する、社会人向けコースの一つです。開催場所は北九州市ですが、ハイブリッド形式ですので、全国どこからでもリモート参加できます。しかも今年度に限り、無償です。製造業のサプライチェーン・マネジメントに関心ある方は、ぜひご参加ください。→(申込み先リンク) この第4次産業革命ものづくりビジネススクールとは、HPにもあるように、製造業の課題解決のために、「デジタルものづくりによるバリューチェーンの⾼度化」を⽬指す、製造マネジメント⼈材の育成スクールです。サプライチェーンとエンジニアリングチェーンを包括した「バリューチェーン領域」を網羅的に学習できるカリキュラムになっており、ものづくり企業のDXを加速させるマネジメント⼈材を育成することを目指しています。 カリキュラムの全体は、3コースにより構成されています。
修了認定を受けられる「正規受講」は、上記①(必修科目)に加えて、②③のいずれか、ないし両方を受講します。ただし②や③のみの部分受講も可能です(いずれも無償)②SCM導入戦略コースの受講申込期限は来年1月10日です。(ちなみに正規受講の申込期限は12月7日でした) SCM導入戦略コースの授業実施日は、下記の4日間となる予定です。週末(金曜午後~土曜終日)の短期集中型で社会人が受講しやすい授業方式をとっています。
前半の2日は、主にサプライチェーン・マネジメントの概要と理論を、また後半の2日は業界別事例やソリューション紹介に加え、グループ演習でSCMの理解を深めます。演習にはゲーム要素も加えることを考えています。 講師陣としては、松本卓夫様(M2テクノロジー代表・元雪印メグミルク)、松川弘明教授(慶應義塾大学管理工学科)、鍋野敬一郎様(フロンティアワン代表)、川村武也様(ENAA・三菱重工より出向)、小生(佐藤知一)のほか、アカデミアと実務に詳しいメンバー約10名で担当する予定です。 ちなみに、すでに本サイトでもご案内したとおり、当研究会では今年、W・ホップ著『サプライチェーン・サイエンス』 を共同で翻訳・刊行しています。この本の背後にあるのは「工場物理学」と呼ばれる科学で、工場や拠点をまたぐサプライチェーンのみならず、工場内でも十分活用すべき考え方です。米国の製造業の実務層では、かなり普及しているにも関わらず、日本ではほとんど知られていない状態のままでした。今回のSCMコースでは、その内容のエッセンスもお伝えすることにしています。 繰り返しになりますが、本コースは無償でオンライン受講できます。製造業のサプライチェーン・マネジメントに関心ある大勢の方のご参加をお待ちしています。 佐藤知一@日揮ホールディングス(株)
by Tomoichi_Sato
| 2023-12-08 22:13
| サプライチェーン
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