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お知らせ:スマート製造の新しい潮流に関するWebinar講演を行います(11月17日)

皆さんは「トレーサビリティ」という言葉をお聞きになったことがあると思います。肉屋さんに行くと、牛肉の部位や産地のみならず、生産者などについて詳しく表示してあったり、あるいはパックの値札に「個体識別番号」が印字されていたりします。あれが「牛肉トレーサビリティ制度」の仕組みです。日本では牛一頭毎に個体識別番号が付され、流通過程でも農家→と畜業者→流通業者のサプライチェーンで伝達され、記録されます。

同じようなトレーサビリティ=「追跡可能性」が、製造業の多くの分野で求められるようになってきました。これはかつてのISO9000による「品質マネジメントシステム」導入以上のインパクトを、日本企業に与える可能性が大です。さらに欧州では、これを支えるためにデータ交換基盤を作り、さらにISO8000「データ品質」の標準化が議論されています。まさに品質リスク攻め、です。

こうした動きは、現在まさに英国エジンバラで開催されているCOP26の、脱炭素・グリーン化への動きとあいまって、製造業にさらなる課題を突きつけています。しかし、受け身でこうした『外圧』に対応するだけでなく、これをバネとして自社の技術基盤を強化するきっかけにしたいと思いませんか?

今回は9月に引き続き、愛知県で製造業向け情報システム分野をリードする(株)エスツーアイさんが主催し、世界有数のMESベンダー・ダッソーシステムズさんが協賛するウェビナーで、講演を行います。わたし自身は、「スマート製造を実現する高クオリティ化とグリーン化 ~守りの業務から、攻めの技術へ~」と題し、 上記二つの潮流と対応方針についてお話しします。トレーサビリティや環境負荷物質管理の具体的なソリューションについては、エスツーアイさんとダッソー・システムズさんが説明されます。

東洋の島国に住むわたし達にとって、国際的な動きは距離感があって分かりにくいまま、ある日突然、天下り的に降ってくるように感じられる場合があります。しかし製造業にとって切実なこの課題に、どう取り組むべきか、ぜひ一緒に考えてみたいと思います。


SDGs時代の品質管理と環境負荷物質管理Webinar

日時:2021年11月17日(水) 13:30~17:00
 事前登録制、参加無料。

講演者と内容:(敬称略)
1.オープニング
2.スマート製造を実現する高クオリティ化とグリーン化 ~守りの業務から、攻めの技術へ~ ・・・ 講師:日揮ホールディングス 佐藤 知一
3.まだEXCELでやってるの? 3DEXPERIENCE Platformで実現する「品質管理」 ・・・ 講師:ダッソー・システムズ ENOVIA営業部 山本 晃司 様
4.3DEXPERIENCE Platformでできる「環境負荷物質管理」 ・・・ 講師:エスツーアイ システム開発センター 中村 条光 様
5.3DEXPERIENCE Platformは、基本ライセンス(PCS)でここまでできる! ・・・ 講師:ダッソー・システムズ ENOVIA営業部 山本 晃司 様

ウェビナー紹介サイト:

以上、大勢の方のご参加をお待ちしております。


佐藤知一@日揮ホールディングス(株)


by Tomoichi_Sato | 2021-11-08 23:32 | サプライチェーン | Comments(0)
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