講演のお知らせ:「生産スケジューリングの基礎とリードタイム短縮」(3月24日)

3月に、生産スケジューリングとリードタイム短縮をテーマとした研修講演を行います(有料です)。

わたしは長年、エンジニアリング会社で国内外の工場・プラント作りに関わってきました。また、それなりに数多くの工場も見てきましたが、しばしば疑問を感じるケースがありました。「なぜ、こんな所に在庫を持つのだろう?」「ここを工夫すれば、もっと効率よく、かつ楽に仕事ができるはずなのに」「どうしていらないモノはたくさんあるのに、必要なモノは欠品しがちなのか?」

それは端的に言うと、生産活動の仕組み=『生産システム』の基本デザインに問題があるからです。生産活動のシステム・エンジニアリングが欠けているのです。むろん、ここで言うシステムとは、コンピュータのことではありません。情報系も一要素ですが、むしろ働く人々と、機械設備と、それを包む建築空間のことをいっています。その生産システムは、さらに自社を取り巻くサプライチェーンの特性に応じて、適切な機能構成を選ばなくてはなりません。単に、業績の良い他社の物真似をしても、生産形態が違えば役に立たないのです。

このサイトに何年か前、「あなたの会社にトヨタ生産方式が向かない五つの理由」という記事を書いたのは、そうしたことを訴えたかったからです。さらに、これをふくらませた形で、中小企業診断士仲間との共著「“JIT生産”を卒業するための本」第5章に、生産システムの考え方を詳しく説明しました。この講演を引き受けたのは、これをより多くの方に直接、お伝えしたかったからです。

拙著「革新的生産スケジューリング入門」や「BOM/部品表入門」をお読みになった方はご承知の通り、わたしは具体的なテクニック論のみならず、原理・原則に関する体系的な理解を重視しています。そのため、生産システムをより良く運用するにはどうしたらいいか、より上手に設計するためには何に留意したらいいを考える『システムズ・アプローチ』をとります。したがって業種分野については、わりと間口を広くとってお話しできる点が特徴です。年1回行っているこの講演も5回目になりますが、今年はさらにバージョンアップしてお届けするつもりです。

普通の現場改善コンサルタントの講義に、飽き足りない気持ちでおられる技術者の皆さんのヒントになればと思っています。

生産スケジューリングの基礎とリードタイム短縮のポイント 〜演習付〜」(3月24日)

日時: 3月24日(木) 10:30-17:30
主催: 株式会社日本テクノセンター
     http://www.j-techno.co.jp
会場: 株式会社日本テクノセンター研修室
     東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル22F
     (都営地下鉄大江戸線「都庁前」駅または丸ノ内線「西新宿」駅)

生産計画とスケジューリング、リードタイム短縮について、事例と演習を含めてお話しします。

セミナー詳細: 下記のURLをご参照ください(受講申込もここからできます)
     http://www.j-techno.co.jp/seminar/ID54JQV6P41

関心のある大勢の方のご来聴をお待ちしております。
by Tomoichi_Sato | 2016-01-27 23:51 | サプライチェーン | Comments(0)
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