プロジェクト・マネジメントについての新著を、9月に出します

お知らせです。
9月初旬に、プロジェクト・マネジメントについて新しい著書を技術評論社より上梓します。

 「世界を動かす プロジェクトマネジメントの教科書」 佐藤知一・著

 出版社の新刊紹介ページ:(概要・目次を見ることができます)
 http://gihyo.jp/book/2015/978-4-7741-7604-8

 Amazonでもすでに予約可能になっています!
 世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書 ~グローバルなチャレンジを成功させるOSの作り方
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本書の中心テーマは、『海外型プロジェクトの進め方』です。現在、海外への事業展開を検討し、チャレンジしている日本企業は多いですが、わたし自身が見聞きした範囲では、いくつか共通する弱点を抱えているように見受けられます。国内ではうまくいったはずの仕事のやり方が、一歩海外に出たとたん通用しなくなる、というのはよくある話です。それはPM技法的な能力の不足もさることながら、組織のスタンス自体がずれているからです。たとえば、もし、

- 計画がきちんと立てられず、行き当たりばったり
- だれが何を決めるのかわからず、意思決定が遅れる
- 以心伝心・暗黙の了解で動いて、言葉にしない
- 契約感覚に乏しく、地雷を踏んでしまう

といった項目に、一つでも思い当たることがある方は、ぜひ本書を手に取ってご覧ください。本書は通常のPMの標準書に書かれている技法論もカバーしていますが、それよりももっと底にある組織の思考・行動習慣(これをわたしは組織の『OS』と呼んでいます)に、何が不足しているかを解説しています。

本書の内容は元々、東大大学院でのプロジェクト・マネジメント講義資料を中心にまとめたものです。ただ、単なる教科書ではなく対話形式とし、これから初めて海外プロジェクトにチャレンジする製造業の若手エンジニアを主人公に、多少のストーリー性を加味した形にしました。

海外型プロジェクトの進め方について問題意識を持っておられる方、あるいは中小規模のプロジェクト実務に携わっていながら世間のPM標準では満たされぬ思いを感じておられる方々に、ぜひ読んでいただきたいと願っております。


佐藤知一
by Tomoichi_Sato | 2015-08-08 23:54 | プロジェクト・マネジメント | Comments(0)
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